
「ディスクをうんと遠くに飛ばしたいのに、なかなかうまくいかない。コツはないのかな?」。そんな声をよく耳にします。ディスクをより遠くに投げられれば、楽しさも倍増。そこで、3回に分けて飛距離の伸ばし方をお教えしましょう。今回は飛距離の伸ばし方(2)タイミングです。
「反発力」を利用してつくり出したスピードをディスクに効率よく伝える「タイミング」が重要です。
ひとつの例で一本のレールの上に滑車が載っていて、その上に箱が積んであります。走り出した滑車が序々にスピードをあげて、時速100kmに達した地点に設置されたストッパーで一気に止められたとしましょう。滑車は止まっても、箱は時速100kmで前に飛んでいきます。[図1]
この原理をスローイングに当てはめて考えると、滑車がストッパーで止められた地点がまさにディスクをリリースする「手離す」タイミングといえます。高速でリリース・ポイントまで運ばれてきたディスクは、最終的に腕が伸びきることをストッパー代わりとして、前に進もうとする力「推進力」を得て、より遠くに飛んでいくことになります。では、そのポイントとはどこなのか?
「腕が伸びきる」ことをストッパー代わりにするわけですから、直線上を運んできた腕の先端(ディスクを握っている手先)が、その「直線上」からそれる瞬間が正にその時です。少しでもリリースが早い、逆に遅い場合も投げ出す時の初速ロスにつながってしまいます。実際の動作の中ではほんの一瞬なので、皆さんの個々の練習では「意識の目安」として少し早め(手前)にポイントを置いてみるなどの調節が必要かと思います。
「習うより慣れろ」です。しっかりイメージをして繰り返してみましょう。