株式会社ヒーロー
会社概要(お問い合わせ)
English

USDGC 2005 USDGC Challenge 2005 Team JAPAN  遠征記
会場編 〜其の二〜
Team JAPAN 選手紹介
第1ラウンドの結果により、各日本選手のスタート時刻にも時間差が生じることになった。佐々木君と渡邊君は同じ組でプレーすることになり、午前8時12分のスタート。その9分後に白井さんの組。私がそれから約2時間後の10時18分スタート。実広君に至っては、更に3時間半後の午後1時45分のスタートとなっていた。借りていた車は1台だけだったこともあり、全員が8時12分に合わせてまだ外が薄暗い7時過ぎにはホテルを出た。フロントガラスは夜露でびっしょり濡れている。走らせながらワイパーを作動させ、視界を確保する。気温は朝夕が12〜13℃で上下とも袖の長い衣服を着ていなければちょっと辛い。一方日中は25〜26℃まで上昇し、プレー中は軽装でも全く問題ない。過去には30℃位にまで上がったこともあり、車中でも朝は暖房、昼は冷房という具合だった。私自身相当に暑かった記憶がある。今年は期間中に天候の大幅な崩れも無く晴天が連日続いた。気温も安定していて、驚くような強風が吹き付けることも無かった。過ごしやすかったことは選手達のプレーにも、より高い集中力をもたらしてくれたに違いない。
真剣な表情でスタート前にスローを確認する、白井さん。
会場へ到着すると、白井、佐々木、渡邊の3選手はウォームアップを始めるために足早にフィールドへ出て行く。私も撮影のために外へ出た。芝も夜露で濡れており、ディスクを拾いに行く足跡がくっきりと残った。シューズもタオルもこの段階で既に水が浸みてしまっている。濡れない準備、濡らさない工夫が必要であると、改めて認識させられた。
左がブライアン。Japan Open 2006への参戦にも意欲満々でした。
二人の表情にも、「今日こそは」という強い意思が感じられます。
佐々木、渡邊の両選手が1番ホールのティーエリアに立つ。同じ組で回ることになる一際大きな体格をしたブライアン・メイスの姿も見える。彼は今大会のコース設営責任者である。自身も普段は兄弟でプロショップを経営しており、今大会のオフィシャル・プロショップも弟がリーダーとなり出店しているものだ。優しい人柄とリーダーシップで人望も厚く、親しみやすい。二人がこのラウンドで彼と一緒にプレーできることは、
リラックス材料にもなりよい結果をもたらしてくれるのではないか、当初私はこのように考えていた。そんな心配は全く無用だったようで、事後談が笑える。こんな感じだったそうだ。
彼が親切に話しかけてくれたのもスタート後の数ホールまでで、真面目な性格はプレーにも現れていた。自身の中での完璧なスローイメージ通りにできなければ、即座に頭を抱え込み、その場から動かないのだそう。感情表現も豊かで、自分自身に一喜一憂。佐々木君曰く、「前半はすごくよく話しかけてくれて・・・。後半は逆に気を遣っちゃいました」とのこと。総じて、二人にとっては相性がよかった様で、揃って昨日のスコアを10打以上縮めて見せてくれた。

3番ホール(投げ下ろし127m)には、期間中ホールインワン賞として、マウンテンバイクが用意されていた。残念ながら該当者は無かったが、イベントに華を添える役割をしっかり果たしていたと思う。

こんなものが無数に点在していました。
よく見れば確かに「蟻の巣」です。
コース上のいたる所に土が盛り上がった跡がある。一見して「もぐら」か?とも考えたが、中には形の定まらない物も無数に存在している。聞いてみれば「蟻(アリ)の巣」だというから驚きだ。試しに巣の上部を棒切れで少し崩してみると、赤色の小さい蟻が瞬時に湧いてきた。正式名なのかは定かではないが、「ファイヤー・アント」と呼ばれていた。巣の上にディスクが落ちようものなら、バッグを知らずに置こうものなら、
たちまち無数のファイヤー・アントにたかられることになる。更には、それを知らずに手にしてしまったら、体中を噛付かれ掻き毟ることになるという。「皆、気をつけて!」と話していると、佐々木君は既にその猛威の餌食となったことを教えてくれた。投げたディスクを拾いに行ったら、丁度いい具合で巣の上に乗っていたそう。「ディスク全体に群がっていた!」
ここで、前回に引き続き、数ホールをご紹介しよう。
5番ホール(345m/Par 5)

1
ティーの右サイドに立つ木々の向こうは道路でOB。左サイドは池です。バスケットは遥か彼方でここから見ることは出来ません。投げ出しは丘を下り、池に向かって緩やかな左傾斜になっています。

2
セカンドショットの落下点辺り。左の池の対岸にはクラブハウスや、17番、18番の各ホールをプレーする選手達の姿が見えます。

3
サードショットでようやくこの辺り。バスケットまではまだ約100m弱はあります。陸に沿って投げ進むのか、それとも池越えでバーディートライを試みるのか、全く以って悩ましいホールでした。

4
バスケットからティーエリア方向を撮影したもの。空が大きいのが印象的。写真で見る限り、どこへでも思い切って投げられそうですが、実際は落とし所をしっかり狙ってのスローが要求されます。
15番ホール(186m/ Par 4)
トリプルマンダトリー・ホール。約3m四方の鬼門までは30m弱。練習では難なく通すことが出来たとしても、ラウンド中は狙うかどうか微妙な距離に見えてきます。
18番ホール(183m/ Par 4)

1
ラストホールに相応しい存在感を持ったホールです。池の畔から投げ上げ、狭いフェアウェイをコントロールしながらバスケットの手前まで来ると、左へ傾斜した山肌にこの通り。

2
奥へ数メートルで池の水面があります。コースは一貫して「チャレンジ」と「セーブ」の選択を迫られる造りになっていて、一投たりとも気が抜けず、中途半端なスローは許されません。

午後1時45分スタートの実広君は、我々がホールアウトするのとほぼ同時にセカンドラウンドのプレーを開始。Japan Open 2004の覇者、エブリー・ジェンキンスが同じ組で回った。

実広君の15番ホール(右端)
実広君に付いて回っていた白井さん
決して悪いスコアではなかったが、本人の表情は冴えない。攻めていった結果だったのであろう。明日に繋がるラウンドになっていれば良いのだが。
アテスト中の選手たち。実広君がこのラウンド69、他の3人は59、61、66と確実にスコアを伸ばしていました。
写真を撮っていたら、画面の中で何かをアピールしている人を発見。カメラを外してよくみれば、ブライアン・ホナガー(PDGA事務局代表)がJPDGAのTシャツを着て、左胸のロゴマークをしきりに指していました。
アテスト後も白井さんと共にラウンドを振り返る実広君。
これで日程の半分が終了した。残すはあと2ラウンド。まだまだ展開は余談を許さない。4日目の最終ラウンドに進めるのは、150位までに入ることが目安となる。30数名が次へは進めない計算だ。実広君を除く他のチームジャパン・メンバーはことごとく、このボーダーライン上で犇めき合っていた。

この夜、「肉」を食べに出かけた。場所はホテルから歩いて数分の「LONG HORN」というステーキレストランだ。金曜日の夜ということもあり店内は客でごった返していたが、10分程待って直ぐに席へと案内された。待ち時間にもカウンターバーで一杯やることができる。やや薄暗い店内を進み席へ腰を下ろした。ウェイトレスがメニューを持って現れる。日本から来たことを告げると、「Disc Golf」という単語が直ぐに返ってきた。年に一度とはいえ、USDGCは地元に認知されていた。常設コースがあることも大きな要因だろう。彼女はWinthrop大学の学生だという。この時期、我々の他にもプレーヤーが毎晩訪れ自然にその話題になるのだそう。

ステーキやハンバーガーなどをオーダーした。程なくして出て来た料理とビールで、ひとしきり反省会。1食15〜18ドルと少々奮発したが、満タンのお腹を擦りながらこの日はそれぞれの夢に落ちた。

次回は2/9(木)更新予定です。
サード・ラウンドの模様をはじめ、コーススタッフや、 USDGC'06チャンピオンロック発売の様子、プレーヤーズパーティーなどをレポートいたします。
どうぞお楽しみに!


会場編 〜其の一〜へ
会場編 〜其の三〜 へ

Copyright Hero disc. All rights reserved.