お答えします!
ホワイトシェパードはとてもディスクを楽しもうとする犬種ですね。
現在、行われている服従トレーニン内容は、そのまま継続してトレーナーの方の指示に従い行って下さい。現在の月齢から見ますとまだ成長段階のため体が成長しきれておらず、ディスクを投げた際に、思いきり走きれないと考えられます。この点は、あせらずわんちゃんが気持ち良く走れるようにゆったり人間側が構えていればよいと思います。のびのび体を成長させてあげましょう。2歳になると体のバランスがまた大人の肉付きになり関節なども落ち着いてくるでしょう。
シェパードは、1つの物に執着しこだわりが現れてきますと、呼び戻しがあまくなります。これは遊んでる最中出始めている行動だと思われます。遊びをやめたくない時や、遊びの内容が退屈だと出てしまう態度です。
【練習内容】※家の中でも外でも試してみて下さい。
1・
わんちゃんと正面に向き合います。(距離は2m程)
わんちゃんの顔の前で、「キャッチ」と言ってディスクをトス(※)してくわえさせることをしましょう。
その際1枚だけで遊ぶと犬が動き回ってしまうので、複数枚で連続してトスしていくと良いでしょう。(※トスの投げ方とリズムは輪投げをするイメージです。)
「1」の動きが慣れましたら、そこからは、正面で向き合ったまま右左・犬の後方にトスからスローへ切り替えて3m・5m・10mと距離を延ばしていきましょう。投げる方向は、特にその場で人が決めてしまって構いません。ランダムであるほど、わんちゃんは考えて楽しく感じるでしょう。距離が長くなってきたときは1投ごとに正面に戻してすぐに「Go」と言って右左・後方どこかにスローしてみましょう。この時、遠くに投げようとすると人のスローイング動作時に、わんちゃんが先に走り出してしまうので手首(
※)だけを使って近場に投げるようにしましょう。(※スナップスロー・・・手首だけで投げるスローで扉をノックするようなイメージです。)3・
「2」がクリアできましたらスローイングするタイミングを、犬を先に走らせずに、ディスクが先行し、わんちゃんがディスクを追い掛けるようにイメージしてスローしてみて下さい。
そして、スローをする時に、右に右に行ってしまう動き(癖)は、わんちゃんが人を良く見て、アイコンタクトをしっかりとされている証拠です。常にわんちゃんが左側にいて右を見ることがいつものスタイルになっているためでしょう。
そこで、わんちゃんが聴覚・視覚のどれを1番に働かせているかを確認・観察してみて下さい。
その時に、耳を使っていれば後ろ側に耳がピンと立っていると思います。耳が強ければ、ディスクの飛んでいる方向を声に出して教えてあげることでわんちゃんもよりディスクを探しやすくなるでしょう。
目で探す子は、首を右左にふったり体ごと振り返ったりしてディスクを探す行動をするでしょう。
目で探すわんちゃんは、色々な角度から人・物を見る状況を作る練習が必要になっていきます。
わんちゃんが右側から、左を見る機会を遊びの中で増やしてあげたり、人がわんちゃんの後ろ、もしくはまたいで立ってわんちゃんの名前を言って、首が反り返るように後ろを見させたりするのも練習になります。
ディスクの投げる方向を気にせず、走り出したわんちゃんの背中からディスクが通り越して行くようにディスクを投げたりして、その時に、どうやってわんちゃんがディスクを探したりするか観察してみるのも良いと思います。それによって右へいく方向性を修正する事が可能です。
【体調管理】
シェパードは体型の維持がかなり他犬種より繊細です。
私(原)の飼っているシェパードはメスで小柄なタイプですが、2歳を超えて本格的にディスク大会に参加していた時期(週に3-4回、1回の練習(5-10分の練習を3ラウンド程 ラウンドの合間の休憩は20-30分))は、ウェイトを25kg前後でキープしていました。
そして、6才を超えた頃には、大会の参加も犬の気持ちがリフレッシュできるような感覚に切り替えて参加をし、日常も週に1-2回程度の遊びとしてディスクをするというスタイルにしました。
現在は11歳を超え28-29kgで元気に老後を暮らしております。今でも、時折ディスクで遊んであげ、短い・ゆっくりしたスローであれば元気よくキャッチしています(2-3投ですが)。
犬種的なものもございますが、腰が痛くなったり(ヘルニア)、脚(関節)が痛くなったりと歳を重ねるとこのような症状は出てしまいます。
(※1つの事例としてご参考にして頂けますと幸いです。)
老後まで、健康的にディスクで遊ぶために、首と腰を大切にしてあげましょう。その為にも犬のやりたい要求に答え過ぎないようしっかりと管理しましょう。