お答えします!
「ドロップ」という言葉をご存知である事や、お客様の質問内容で、
愛犬であるボーダーコリーと日々よく遊んでいる事が想像できます。
とても楽しんでいらっしゃるようですね。
ワンちゃんが「1枚のディスクをキャッチし、オーナーさんの所にディスクをもって行く」
と言う事を、ワンちゃんがゲームとして理解しているように感じられます。
「ドロップ」という指示を出すとワンちゃんが「ゲームが終わってしまい、楽しい時間がなくなってしまう」と思い、
ワンちゃん自身がオーナーさんの側まできてディスクを取られない範囲で、一人で遊んでいるようですね。
A
先ず「ドロップ」という指示をすることをやめましょう。
今は聞き流してしまう言葉としてワンちゃんが理解をしています。
複数枚使ったディスクの練習方法でキャッチしてすぐ
ディスクを離すという行為を自然に身につけさせましょう。
リード(120cmから150cm)のものをワンちゃんに付けたままで、
ワンちゃんと対面して立ち、5枚?10枚のディスクを使用します。
ワンちゃんの正面にディスクを投げて、1枚目のディスクをキャッチしたら、
同じ所に「キャッチ」と言いながら連続でディスクをワンちゃんに投げてみてください。
その時手に持っているディスクをすべて投げ終えて下さい。
途中でやめることはダメです徐々にディスクを投げるタイミングを早くすることが目標ですが、
ワンちゃんが投げたディスクを見送ることが無いように1枚ずつのキャッチをしっかり行いましょう。
1枚キャッチしてワンちゃんがフラフラするようなら、付いているリードを踏んで下さい。
そうすると逃げられないので、もう一度顔を見るはずです。
顔を見たら再開してキャッチを行いましょう。
キャッチするときに、ワンちゃんが動きすぎてしまったり、ディスクの投げる距離が長くなってしまい、
オーナーさんとワンちゃんの距離が離れてしまうとディスクをキャッチできた喜びで、
犬は楽しくなり過ぎてしまい1人遊びを始めてしまいますので、
オーナーさんとワンちゃんの距離が離れないように気をつけましょう。
この練習だけを一週間チャレンジしてみましょう。
B
次の一週間は「1枚のディスク」を使ってリードをつけたままの状態で行ないます。
1枚のディスクをリードの範囲以内で、あたかもワンちゃんに
見せびらかすようにちらつかせは隠し、ちらつかせは隠すという行為を、
5回ぐらいやってみましょう。ワンちゃんが「何?何?」と反応して
オーナーさんから離れなくなった時が、チャンスです。
そうしましたらディスクを地面に置き、オーナーさんが「キャッチ」と言ったら、
ワンちゃんがディスクをくわえるかどうか「3回」トライしてみましょう。
そこでワンちゃんが地面にあるディスクをキャッチしたら、すかさず「すごい!すごい!」と褒めましょう!
ワンちゃんがディスクをキャッチできたら、そのディスクをオーナーさんの体に接触
するまで、「持っておいで!」と強く言ってみましょう!
その時に、ドロップを強化してやらせようとすると、余計に空回りする事があります。
持ってきてくれたときにはすぐにディスクをとったりすることは控えましょう。
「A」・「B」チャレンジしてみましょう!